GUIDE / WORDPRESS OPERATIONS
複数サイトを集約する前に、何を揃えるか
内容確認:2026年9月13日
契約をまとめることと、サイトを一つの仕組みに統合することは別の判断です。先に運用上の困りごとを整理すると、移行範囲を絞れます。
1. 集約の目的を一つずつ書く
請求先が多い、更新担当が不明、障害時の連絡先が分散しているなど、現在の負担を列挙します。そのうえで、請求・管理画面・サーバー契約・WordPressの構成のどれをまとめれば解決するかを分けて考えます。管理方法の整理だけで解決するなら、移行を急ぐ必要はありません。
2. サイトごとに比較条件を揃える
| 確認軸 | 記録すること | 選定への使い方 |
|---|---|---|
| 業務への影響 | 販売、問い合わせ、情報提供などの用途と停止を避ける時間帯 | 重要度が違うサイトを同じ障害範囲に置くか判断する |
| 構成と依存関係 | PHP・テーマ・プラグイン、外部決済、メール、定期処理 | 移行先の対応条件を一つずつ確認する |
| 権限と所有権 | 契約者、請求担当、管理者、退職・解約時の引継ぎ | 請求の集約と編集権限の分離を両立できるか確認する |
| 利用量 | 容量、転送量、繁忙期の負荷、保存期間 | 平常時だけでなく上限超過時の扱いも比較する |
この整理表へ顧客情報やパスワードを記入する必要はありません。具体的な構成情報は、社内で管理する資料に残してください。
3. 独立サイトとMultisiteを混同しない
WordPress Multisiteは、一つのWordPressインストールで複数サイトを管理する機能です。独立したWordPressを同じ契約や管理画面にまとめる方式とは構成が異なります。テーマやプラグインの共通化が目的なのか、請求と窓口の集約が目的なのかを先に区別してください。
構成の説明:WordPress公式:Multisite / Network(確認日:2026年9月13日)。
4. 現状維持・部分集約・全体集約を同じ軸で比べる
現状の問題が担当者と手順の不足なら、担当表や復旧手順の整備も選択肢です。一部のサイトだけが移行条件を満たすなら、部分集約を検討できます。全体集約は、全サイトの互換性、権限、移行時期、障害時の影響を説明できる場合に比較対象にします。
費用と担当範囲を揃えるには、総費用と運用責任の比較へ進んでください。